スマホで簡単!商品撮影のコツ
写真撮影のポイントを抑えて”魅力的な商品写真”を撮ろう
お客様に食材の魅力を届けるためにその商品が魅力的に見える“綺麗で美味しそうな写真"は欠かせません。
しかし、専用の撮影スペースも機材もないし、綺麗な商品写真を撮るのは難しい!と思っている方も多いのではないでしょうか。
実はスマホでもコツさえ掴めばまるでプロが撮ったかのような写真が撮影できます。
ここでは、今すぐに試せる写真撮影のポイントをご紹介します。
食材を綺麗に撮るポイント「光」「構図」「明るさと色味」
step1 光源は一種類に絞る
step2 光の硬さを見分ける
step3 半逆光orサイド光を使う
step4 離れてズーム&斜め45°
step5 明るさの調整
step6 色味の調整
step1 光源は一種類に絞る
撮影で使う光は照明やストロボなどの人工光と、窓から差し込む自然光(太陽光)の2種類に分けられます。
ポイントは、2つの光を同時に使わずに一種類に絞ること。
自然光を使う場面では、部屋の照明を消して、日当たりの良い窓際での撮影してください。
人工光を使用するときは、日光を遮り光源を一種類にしましょう。
step2 光の硬さを見分ける
光には硬い光と柔らかい光があります。
「硬い光」は太陽の直射日光やスポットライトなどからくる影がはっきりと出る光です。
「柔らかい光」は曇りの日の日光や窓のカーテン越しの光です。
一般的に、素材の質感を出したい食材写真の場合は、「柔らかい光」が適していると言われています。
step3 半逆光orサイド光を使う
食材が美味しそうに撮るためには「立体感」と「ツヤ」を出すことが重要です。
「立体感」と「ツヤ」を出すためには「光の向き」を意識して撮影する必要があります。
光の向きは大きく5つありますが食材の撮影に最も適しているのは半逆光とサイド光
「半逆光」とは、被写体の斜め後ろからライトを当てている状態。
立体感とツヤが出るため食材や料理の写真には最適な光と言われています。
「サイド光」とは、被写体の真横からライトを当てている状態のことを指します。
半分が明るく、半分が影になるため立体感が出ます。
水分感のない食材の撮影に特に向いています。
NG例〜順光での撮影〜
順光はスマホの光が入ってしまう光です。
また立体感がでず、平面的写ってしまうため食材の撮影では向いないため注意しましょう。
step4 離れてズーム&斜め45°
スマホのカメラは広角レンズが使われており、形が歪むため食べ物の撮影には向いていません。そのため少し離れた所からズーム機能を使って撮影するのがおすすめです。
2倍(2X)もしくはバーの中間までズームすることで標準~中望遠レンズの画角になり、食べ物が歪まないかつ余計な背景を取り除いて撮影できます。
またより立体感を出したい場合は「斜め45度」のアングルで撮影しましょう。
step5 明るさの調整
スマホカメラや一般のデジタルカメラには、画面に映る場所や被写体が明るいほど暗く、暗いほど明るく撮影してしまう特性があります。そのため、逆光などの強く明るい光に向かって撮影する場合に被写体が暗くなってしまいます。
撮影の際に暗いと感じたら明るさを調整する(露出補正)機能を活用しましょう。
スマートフォンの標準カメラの場合、画面に指を置いた状態で指を上下させるだけで手軽に明るさを調整できるので調整をしてみましょう!
step6 色味の調整
色味はホワイトバランス(撮影環境での光の色の影響を補正して、白を白く写すための機能)活用することで調整ができます。
光源には色温度があり同じ被写体でも環境によって赤みや青みを帯びてしまいます。
食材を撮影する際は、白いものが白く写されるように調整する必要があります。
☆ホワイトバランスを調整できるおすすめのカメラアプリ
Adobe Lightroom Mobile(iOS版)(Android版)
まとめ
撮影の際にこの6点を意識すればすぐにプロ並みの写真が撮影できます!
撮影した商品写真をぜひご活用くださいね。
・光源は一種類
・柔らかい光で撮影
・半逆光orサイド光を使う
・離れてズーム&斜め45°で撮影
・明るさは調整する
・色味の調整